「ホワイトデーに欲しい」をテーマに女性社員が味・デザインなど全てを企画　イチゴの梅酒 発売

酒造会社で梅酒約30種類を販売する中野BC（和歌山県海南市）は、和歌山県貴志川町のブランド“とよのか”など朝摘みイチゴをピューレにし、完熟した紀州南高梅の梅酒に加えたカクテル梅酒「FRASE（フレイズ=フランス語でイチゴの意味）」を2011年3月1日（火）から販売します。

「フレイズ」は、当社女性社員4人によるマーケティングチームが、「ホワイトデーに自分がもらってうれしいプレゼント」をテーマに企画立案しました。梅酒とイチゴの配合割合や酒蔵での調合作業から、ラベルのデザイン、ビンとキャップの選定やプレゼント用の梱包まで、女性社員が造り上げた女性目線の商品です。

地元和歌山の農園で朝摘みしたイチゴは、鮮度を保つためにその日のうちに、手作業でピューレ状になるまで裏ごしします。一瓶にLサイズのイチゴ6～8個分・約90gの果肉を入れます。もぎたてのイチゴの甘酸っぱさが口中に広がり、トロっとした果肉感も楽しめる贅沢な味わいです。

手仕込みのため約500本限定で、1本1500円（税込・500ml）で販売します。

梅酒が持つ｢和｣のイメージを払拭するワインを意識した瓶とラベル、リキュールをイメージしたネーミングが特徴です。ラベルは“枝に実ったイチゴの実”をモチーフに「女性がもらっても嬉しいかわいさ」を表現したデザインです。

当商品は2007年から春先に、本数限定で販売してきました。お客様に好評で、初年度が130本、2008年が300本、2009年が500本、今年は500本以上の販売を予定しています。本社併設の売店「長久庵」で販売するほか、今年から新たに全国の方にお楽しみいただくため、当社ホームページでも取り扱いを開始します。

■ ビタミンC配合の“美容梅酒”

イチゴは他のフルーツと比べ、効率よくビタミンCを摂取できることで知られています。ビタミンCの新陳代謝を高める効果やコラーゲンを生成する働きが、シミ・そばかす・小ジワ・肌荒れなどに有効とされています。

当商品も美容を気にする女性にも嬉しい、まさに“美容梅酒”です。

■ ホワイトデー向け、ミルクと合わせる手作りスイーツレシピ

当社では、そのまま飲むだけではなく、ホワイトデーの時期に合わせ、イチゴの梅酒を使ったスイーツのレシピをホームページ上などで提案します。イチゴ梅酒の中に、ミルクや練乳と軽くつぶしたイチゴを入れた「イチゴミルク」、バニラアイスクリームと混ぜる大人向けの「梅酒アイス」、少し凍らせて食べる「シャーベット」などがオススメです。

女性だけのマーケティングチームで新しい需要開拓へ

当社では、2009年から女性社員4人によるマーケティング部署を発足、新しい“カクテル梅酒”の開発はもちろん、梅酒が持つ「和」のイメージを払拭するワインを意識した瓶とラベル、リキュールをイメージしたネーミングなど、女性目線の商品作りを強化しています。
また梅酒だけでなく、当社の各種梅酒とフルーツ缶詰やジュースなどを混ぜ合わせたスイーツレシピを飲食店に向けに提供するなど、女性の新たな需要開拓を行っています。
今回販売する｢FRAISE｣は、企画・開発に携わった女性社員が実際に製造現場に入り、当社の“梅酒杜氏”の厳しい指導の元、梅酒とイチゴの配合など、一からを造り上げた女性社員による渾身の一品です。

酒屋・飲食店向けの「イチゴ梅酒」も期間限定販売

2011年1月21日（金）からは、全国一の出荷量を誇るイチゴの国産ブランド“とちおとめ”の果汁を、完熟した紀州南高梅の梅酒に加えたカクテル梅酒「紀州のイチゴ梅酒」を全国の業務用酒販店・飲食店向けに、夏頃までの春季限定で販売します。

“とちおとめ”は、実が大粒で柔らかく、甘みが強いのが特徴です。そのジューシーなイチゴを最大限に引き出すため、約12個分・約180g（梅酒720mlあたり）の荒ごしした果汁を使用、イチゴの甘みによるスイートな味わいが特徴です

【梅酒の特徴】…“梅酒杜氏”が収穫から果実の取り出しまで指揮

イチゴを加える梅酒は、当社の“梅酒杜氏”がこだわり抜いてつくった、採りたての完熟梅のフルーティー感を閉じ込めた、豊穣な味わいと甘い香りが特徴です。

梅酒の梅は、2Lサイズ（約4cm）以上の粒が大きく肉厚で、果肉が柔らかい完熟した紀州南高梅のみを農家から直接仕入れています。

梅の味わいを深くし、見た目を透き通った琥珀色に仕上げるため、傷がついた梅をより分け、良質のものを社員が一粒一粒を選別しています。

梅の実は痛みやすいため、現地加工できる利点を生かし、入荷後すぐに水洗いとアク抜きを行い、仕入れ当日または翌日には蒸留酒に漬け込みます。

また、熟成には梅の実の表面を、高い濃度のアルコールにしっかりと触れさせる必要があり、水分は大敵です。梅が痛まないよう日陰で水切りし、乾燥状態を見極め漬けこむタイミングを見計らっています。

約半年間漬け込んだ後、梅酒のクエン酸や糖度を計測し、“きき梅酒”を繰り返しながら、果実を取り出す日にちを決定しています。

「FRASE（フレイズ）」 商品概要

紀州のイチゴ梅酒 商品概要

中野BC㈱　会社概要