リンガーハット、“男子禁制”の 新業態「リンガール東京」
リンガーハットが女性向けの新業態店「リンガール 東京」を2011年6月2日東京・池袋にある池袋サンシャインシティアルタ地下1階にオープンした。
『地産地消』『無添加』で女性客を狙う
これまで働く女性が1人で気軽に入れる麺類専門店がなかったことがきっかけで、同社が女性向け業態を立ち上げた。さらに、09年からグループ全店で野菜すべてを国産化したことをきっかけに、女性客が都心部の店舗を中心に増えたことも大きいという。
新業態は「野菜の国産化」からさらに一歩進み、コンセプトは「地産地消」「医食同源」。野菜は関東近郊のもの、調味料は天然のものを使用している。
そしてメインメニューは「ちゃんぽん」ならぬ「ちゃんPon」と、「皿うどん」ならぬ「Saraうどん」となっており、「ちゃんPon」は「あっさり塩スープ」と「豆乳スープ」の2種類。麺もカロリーの低い寒天麺と国産小麦麺の2種類から選べ、“ハーフ&ハーフ”も可能だ(価格は同じ)。「Saraうどん」は従来のリンガーハットの皿うどんのような細麺ではなく、平打ち麺を使用し香ばしく揚げた。さらに、麺を器状に揚げた「パイ風ボール」もある。ちゃんPon、Saraうどんともに、彩り豊かな野菜を使用。
さらにサイドメニューも個性的。ギョウザは2種類、「スープぎょうざ」と「蒸しぎょうざ」で焼きギョウザはない。「塩ぶたどんぶり」「黒豆と雑穀ごはん」といったご飯メニューも麺だけでは物足りない人のために用意する。
また、スイーツは3種類のソースの味が選べる「とろけるミルクプリン」、ジュースは無添加のものを提供し、アルコールはユニークな「とまとビール」「にんじんビール」といったものもある。
男性1人で入るのはためらわれ、女性限定ではないものの結果的に“男子禁制”的な雰囲気。どのくらい集客がディナータイムにできるかもポイント。
関連リンク
株式会社 リンガーハット http://www.ringerhut.co.jp/
リンガール 東京 http://www.rin-girl.jp/