来週から値引き販売を一斉にスタート、牛丼大手3社

「すき家」「吉野家」「松屋」の牛丼大手3社が一斉に値引き販売を来週から開始する。

松屋は週代わりで人気丼を値引き、吉野家は東日本限定

ゼンショーの「すき家」は、全店で「初夏の250円セール」を実施。5月16日午前9時から22日まで、牛丼並盛を250円(通常280円)で販売する。全品30円引きでその他の牛丼類も提供。

「吉野家」は、17日から23日まで4月の西日本に続き東日本地区限定で「牛丼110円引きセール」を実施。営業活動を東日本の電力事情が安定してきたことから活性化させ、「うまさで元気を発信する」ことが震災復興の一助になることを目指している。割引対象は牛丼並盛270円(通常380円)をはじめ、大盛・特盛や牛皿、定食メニューとなる。

松屋フーズは、「元気応援! 丼フェア」と題して、週代わりで人気丼メニューを値引き販売する。第1弾は16日から23日までで、牛めし並が240円(通常320円)となるほか、大盛やセット類も80円引きとなる。第2弾ではビビン丼並が340円(通常430円)に、第3弾ではキムカル丼並が390円(通常490円)になる。

なお、3社の4月度実績は、前年同期比売上がすき家のみ106.0%と上回ったが、松屋は97.4%、吉野家は89.8%にとどまっている(いずれも既存店ベース)。大手3社による影響力や話題性で単なる値引き競争ではなく、外食市場自体の活性化にも期待したい。

関連リンク

株式会社 ゼンショー http://www.zensho.co.jp/jp/index.html
株式会社 吉野家 http://www.yoshinoya.com/
株式会社 松屋フーズ http://www.matsuyafoods.co.jp/