2017年9月30日(土) 春華堂 POP UP STORE KANDA オープン 巨大ケーキ箱がモチーフの期間限定ストア
有限会社春華堂(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:山崎 貴裕)は、「春華堂 POP UP STORE KANDA」を、2017年9月30日(土)9:00~静岡県浜松市中区に期間限定にてオープンいたします。
●地域に愛される菓子店を目指して
春華堂は、これまで地域の豊かな素材や特産物の恵みの力を借りて菓子づくりに専念し今年130年を迎えます。お客様に愛され、浜松・地元地域に育てていただいたからこそ、地元のさらなる経済の発展を目指すことが、我々の使命だと考えております。
2014年に開業したnicoe(ニコエ)、浜北工場の竣工につづくプロジェクトとして浜松市中区神田町にある「春華堂の本社プロジェクト」をスタートしました。その第一弾として現存の神田売店の取り壊しに伴う仮設店舗が「春華堂 POP UP STORE KANDA」です。
●春華堂 POP UP STORE KANDAに込められた温故創新
今回、「春華堂 POP UP STORE KANDA」の建築を考えるうえで、会社の軌跡を象徴するものを再生=リノベーションして使用したいという想いがありました。そのうえで、当社の歴史と切っても切り離せないのが鉄道との関係です。創業者は今の静岡県藤枝市と静岡市の間にある「宇津ノ谷峠」で江戸より茶屋を稼業とした家に産まれましたが、明治になり参勤交代の撤廃と伴に新しい商売を求めて、明治20年にSLの駅が設けられる浜松で商売をはじめたのが春華堂の誕生です。また「うなぎパイ」は、高度経済成長期の昭和36年に誕生し、直後に浜松駅での土産としての取扱いにはじまり、経済成長とその象徴のひとつでもある新幹線開通が現在の礎となっています。そんな鉄道との関係をあらわす一つのエピソードとして昭和59年、まだ国鉄時代に払い下げられた古い貨車が本社の倉庫の代わりとしてつい最近まで使用されていました。その貨車をリノベーションしたのが今回の店舗です。店舗は貨車のフォルムをいかしケーキ箱をイメージした設計に。これは昭和30年から製造販売をはじめ歴史も長いにもかかわらず、春華堂といえばうなぎパイの名前とイメージが強く・広く浸透し、それ故にまだまだ知られていない春華堂の「洋菓子(ケーキ)」を広く知ってもらいたい、そんな想いを込めました。
当社の理念である「温故創新」。古きを大切にしながらも、常に新しいことにも挑戦し続ける。仮設店舗とはいえ、その理念を体現する「春華堂 POP UP STORE KANDA」が誕生します。
「あくまで仮設店舗だから価値観が下がって良い」そんなネガティブな発想は捨て、訪れるお客様や地域の人々、働くスタッフさえもモチベーションが高まり、期待感を創出させる「期間限定の今しか体験できない特別な空間」を意識して設計されています。デザインは旧国鉄の貨車をベースに、5つのケーキ箱をつなげて店舗が形成。内装は木を大胆に使用し、菓子屋らしいぬくもりがある店内となっています。従来の神田売店よりもケーキ類を充実させ、季節の和菓子やうなぎパイも販売。また店内にはイートインスペースも設置します。
【施設概要】
施設名称 :春華堂 POP UP STORE KANDA
所在地 :静岡県浜松市中区神田町553
営業時間 :9:00~19:30
電話番号 :053-441-3340
建築概要 :木造・鉄骨の複合構造平屋建て
敷地面積 :1547.7平方メートル
延べ床面積:155.73平方メートル
店舗業種 :菓子専門店
事業主 :有限会社春華堂
*所在地、電話番号は今までの神田売店と同じです。
●限定商品「まるたんぽ」誕生
バームクーヘン断面の模様が木の年輪のように見えることから、「繁栄」や「長寿」、「幸せ重ねる」などを連想させる縁起の良い菓子として、慶事の贈り物として好まれています。春華堂は古くからバームクーヘンも製造販売していましたが、従来のレシピにオリジナリティを加え、さらに地域の繁栄と伴に愛される店舗を目指す「春華堂 POP UP STORE KANDA」にふさわしいお菓子として誕生。限定商品として販売します。
ころんと可愛らしい丸いフォルムのバームクーヘン。切るとびっくり!果肉感が残るジャムが現れます。甘酸っぱい酸味のストロベリーとまろやかで優しい味わいのアップルバターの2種類が楽しめます。
【商品概要】
商品名:まるたんぽ(ストロベリー、アップルバター)
価格 :各500円<税込540円>
*2個入り1,080円<税込>もございます。